大学院生の週末
- 教教 わくわく倶楽部
- 2023年11月1日
- 読了時間: 2分
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回は大学院生の週末というテーマで書きたいと思います。
先日10/15に広島市立大学の学部4年生に「紙芝居をするので是非来てください!」と誘っていただき、広島旧陸軍被服支廠へ行ってきました。そもそも広島旧陸軍被服支廠をご存じでしょうか?広島に原爆が投下されたということは、授業や校外学習、修学旅行で学ぶかもしれません。
被服支廠は大正2(1913)年にしゅん工し、陸軍兵士の軍服・軍靴等の製造と貯蔵を行う施設でした。被爆直後には、被爆者の臨時救護所となり多くの方がこの場所で命を落としました。みなさんの中には広島といえば、“原爆ドーム”と思う方もいるかもしれませんが被服支廠は、被爆の痕跡を今に伝える国内最大級の被爆建物です。そして、鉄筋コンクリート造りとレンガ造りが複合する国内で希少な建築物です。
僕はここで「8月のウサギ~被服支廠物語」という紙芝居を見ました。この物語は、ウサギ視点の紙芝居で戦争を表現しています。紙芝居を見て、自分の研究と直接的に関係がなくとも、いろいろと研究のヒントがあり考えさせられる時間でした。平和とはなんだろうか?このウサギはどんな思いだったのか?そんなことを考えながら岐路に着きました。本を読んだり、論文を読んだりすることが多いように思われるかもしれませんが、意外とそんなことはないんです。(もちろん論文も読んでいますが)
僕は毎週とまでは言えませんが“ほぼ毎週”広島市内にある平和公園に行っています。自分自身の研究の原点でもあるので、そこに行くことで“初心”に戻ることができるかなと思っています。
(ちなみに誘っていただいた学生とは今では、勉強会を一緒にするなどしています。学部生ですが私はとてもリスペクトしていますが、、、)
大学院に進学しようか悩んでいる人にとっては、大学院生が週末どんなことをしているのか少しでもお示しできたかなと思います。


(記事作成:亀井 恭祐)



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