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積み上がった本

教教ライブラリー

広島大学教育学教室の先生方は、日本の教育学を先駆しリードしています。その研究の成果を広く世に発信してきました。

ここでは教教の先生方が執筆・編集に携わった書籍を紹介します。

皆さんの関心にあった本はあったかな?

​教教の学部生・院生がイチオシの本をお勧めします。

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吉田成章 先生

Lesson Study-based Teacher Education: The Potential of the Japanese Approach in Global Settings 
Edited by Jongsung Kim, Nariakira Yoshida,
Shotaro Iwata, and Hiromi Kawaguchi

文献概要
世界中の教育学研究者や教師たちにレッスン・スタディ(Lesson Study)として広く知られている日本の授業研究。このレッスン・スタディに基づく教師教育はどのように展開されてきたのか。本書は日本のみならず、ノルウェーやアメリカ、ドイツなどの国際的な動向も視野にその現在地を明らかにし、レッスン・スタディに基づく教師教育の可能性を展望している。


 

​おすすめポイント

文献紹介本書は広島大学の先生方を中心に、様々な国の教育学研究者によって執筆されており、授業研究の最先端を知るにふさわしい一冊となっています。伝統的な日本の教育学研究が世界でどのように評価されているのか…わくわくしながら読めるおすすめの1冊です!

ラトレッジ 2021年刊行 定価:120ユーロ

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​(教育方法学研究室 安藤和久)

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尾川満宏 先生

丸山恭司 先生

教員養成を担う
​丸山恭司・尾川満宏・森下真実【編】

「先生の先生になる!」大学で未来の教師を育てる仕事に興味はありませんか?
広島大学の教育学研究科博士課程で取り組まれている、教員養成を担う将来の教師教育者を育てるプログラム「教職課程担当教員プログラム」通称-教職Pの取組がまとめられています。大学での教員養成を学び深いものにしようという、博士課程院生の悩み続ける中の挑戦、教職Pを巣立ってそれぞれの知で教師教育に取り組む修了生の様々な取り組みが詰まっています。

​おすすめポイント

私にとってなんといっても見どころは第7章!当時の院生の教壇実習の様子がつぶさに記されています。第8章のまとめにも、プログラムの中で何を学んでいるのかが赤裸々に描かれています。書いた方は今や大学の先生、どんな教師教育しているのでしょうか…。

溪水社 2019年刊行 定価:4290円(税込)

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​(教育方法学研究室 菊池健太)

To be continued

これから教教の先生方の書籍紹介を増やしていこうと思います。

​ぜひ定期的にご覧ください♪

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三時眞貴子 先生

問いからはじめる教育史
​岩下誠・三時眞貴子・倉石一郎・姉川雄大【編】

今を生きる私たちが教育史を学ぶ意義はどういうものなのでしょうか?本書は、この素朴な疑問から始まり、それぞれ問いの形で見出しがつけられた10の章で構成されています。「なぜ教育史を学ぶのか?」「教育史を学ぶとはどういうことか?」これらの問いの答えを見出すための羅針盤のような本です。

​おすすめポイント

中身は非常に濃密で、完璧に理解するのは難しいですが、話し言葉で語り掛けるように論が進むので、読めば読むほど味が出る本です。とくに私のおすすめは、10章「教育は貧困・差別・排除とどのように闘ってきたか」です。人々が貧困・差別・排除にあらがう中で教育に何が期待され、何を果たしたかというエピソードがちりばめられています。そうして教育史の世界に誘ってくれるところがおすすめポイントです。

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有斐閣 2020年刊行 定価:2420円(税込)

​(西洋教育史研究室 太田淳平)

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