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大城朝周さん(教育方法学研究室)の学内プラクティカムⅡ教壇実習を実施しました!

  • 周艶芳
  • 1月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月1日

2026年1月22日、博士後期課程・教職P(教職実践力育成)の学内プラクティカムⅡが実施され、大城朝周さん(教育方法学研究室)が教壇に立ちました。
今回のテーマは「教える内容は、誰がどのように決めるのか?」

2本のカンコーヒーから授業が始まる
授業の中盤、大城さんは受講者に2種類の缶コーヒーを配布しました。
まずは見比べる。デザイン、価格、成分表示、製造会社、原材料の産地…。
「どんな違いに気づきましたか?」「見るだけでは分からないことは?」「これを教材にするなら、どんな世界を子どもに見せますか?」
受講者は手に取った缶を回しながら、それぞれの視点で観察を始めます。日常の中にある身近な商品が、次第に“教材”へと変わっていきました。
置くだけでは学びにならない
大城さんは問いを重ねます。
カンコーヒーを教室に持ち込むだけで、子どもは日本の工業や経済を理解するのか。そこにどんな働きかけが必要なのか。
授業では、「陶冶(Bildung)」という視点を手がかりに、教材とは“もの”ではなく、“世界と出会う契機”であることが整理されました。
さらに、「危機的経験」や「ゆさぶり」という概念を紹介しながら、子どもの既存の理解をどう揺らし、新しい視点へと導くのかについて具体的に検討が行われました。


実践としての問い
今回の実習で印象的だったのは、問いの組み立て方です。
いきなり答えを示すのではなく、観察させる。考えさせる。比較させる。そこから次の問いを出す。
理論を説明するための授業ではなく、理論が実際の授業場面でどう働くかを見せる構成でした。

教職Pという現場
教職Pのプラクティカムは、授業を“模擬的にこなす”場ではありません。教育実践力の向上を目指す院生が、自分の問いを授業という形で試す場です。
今回の実践では、「教える内容は誰が決めるのか」という問いが、単なる理論的テーマではなく、実際の授業設計の問題として具体化されていました。
カンコーヒーという身近な素材を通して、教材とは何か、教師の役割とは何かを考える90分となりました。

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