雑誌編集記者
深尾 亮さん
インタビュー
OB/OGの声
人の「想い」を「コトバ」にする
想研 雑誌編集記者 深尾亮さん
現職:株式会社 想研 雑誌編集記者
卒業:2015年3月
経歴:2009年4月 教育学部第5類教育学系コース入学
2013年4月 広島大学大学院教育学研究科 教育学コース修士入学
2015年4月 株式会社ニトリ 入社
2018年4月 株式会社 想研 入社
※ このインタビューは2021年10月に行われました。
Q.
今のお仕事について教えてください。
A.
機関投資家向け運用情報誌の編集記者として働いています。企業年金や金融法人、学校法人などの機関投資家を主たる読者とし、株式・債券といった資産はもちろん、不動産などもカバーしている雑誌です。
私自身は編集記者として、記事の企画立案から関係者への取材、原稿の執筆やデザイン調整などの業務を担当しています。原稿の締め切りが重なると大変な時期もありますが、おおむね楽しく働いています。
Q.
お仕事の中で楽しいことは何でしょうか?
A.
人の話を聞くことと聞いた話を表現することです。金融の知識は豊富ではなかったのですが、この仕事をしていると投資や経済を通してさまざまな世界を見ることができます。自分が今まで見たことも聞いたこともない事柄ばかりなので、新鮮な気持ちで仕事に取り組めます。
また、その中で仕事に熱心に取り組んでいる方や熱い思いを持っている方の話を聞くと刺激になりますし、何とかそれが伝わるように表現したいという気持ちになります。
深尾さんが編集に携わっている雑誌
Q.
教育学系コースではどのような学生時代を過ごされましたか?
A.
学部の4年間と博士課程前期2年の合計6年間、広島大学に在籍していましたが、何の変哲もない学生生活を送っていました。印象に残っているのは、いつも友人と一緒になって思いついたことに挑戦していたことです。
Q.
今の進路を決めたきっかけは何でしょうか?
A.
入学当初は研究者になりたいという想いがあり、大学院進学を選びました。ところが、たった2年の大学院生活ですら研究職は厳しいことを実感し、素直に民間企業へ就職しようと決めました。インテリアが好きだったことや業績の伸びていることから、家具インテリア業界大手の企業に入社しました
仕事内容や将来について考えることがあり3年後、現在の会社に転職しました。大学院時代からものを書くこと自体は好きだったので、編集者になってみたいという気持ちだけで今の職に就きましたが、仕事内容には満足しています。
Q.
最後に今の教育学系コースに何かメッセージをお願いします。
A.
「大学生は人生の夏休み」と表現されることが多く、実際、比較的自由な時間がある学生時代にしかできないことも確かにあります。その中で自分のやりたいことが見つかり、それに向けて努力ができれば言うことはないでしょう。
ただ、環境が変われば別のことに興味が湧くし、やりたいことが後から見つかることもあります。何より、社会人になってからでも、それに触れたり挑戦したりすることは十分できます。そのためには、学生時代から自分にとって興味があることについて、能動的にアクションを起こす癖がつけておくことが大切だと思います。